セルフパンチ式のY-Knot PRO RCは、腱板修復における容易で強固な固定性を実現しました。
Y-Knot RCは、セルフパンチ式で、パイロットホールの作製が不要なため、手術を効率的に行うことが可能です。従来の標準的なアンカーに比べ骨孔が2.8mmと小さく、特に再発など、骨の面積が限られる症例で、アンカー設置位置の選択肢が広がり、様々な関節に使用できます。
Y-Knot PRO RCは、クリートレス機構を採用しており、アンカー挿入後にクリートから縫合糸を外す操作が不要で、より簡便になっています。
Y-Knot PRO RCは、Hi-Fiリボン、Hi-Fiテープ、2号糸が選択できます。
Hi-Fiリボンは1.3mm幅の平らなテープ状で、ノットタイイングが可能です。2号糸よりも2倍の幅で、広い範囲の圧迫で腱と骨の接地面を広げます。また、リボンは2号の高強度縫合糸1より14%高い強度で、ノットスタックもよりロープロファイルとなっています2。
Hi-Fiテープは、腱の断裂を測定する際に、従来品よりも摩擦が69%低くなっています3。腱と骨の接地面が増えるため、2号糸よりも幅広い圧着が可能で、2号糸の2倍以上の強度があります4。Medialのノットタイイングが不要となり、Double Rowによる修復を簡素化できます。
Hi-Fiスーチャーの2号糸は、腱へのダメージを最小限に抑えながら優れた結紮強度を有する、非吸収性の組織修復用の糸です。CONMEDのHi-Fiスーチャー2号糸は、従来品と比較して平均の切断率が50%以上低いことが証明されています。従来品は、糸と腱の接地面の摩擦が強く、腱の裂傷が大きくなっていました。
1 Data on File: PDD1494993
2 Data on File: TR17-01219
3 Data on File:TR16-787. Compared with FiberTape. TR16-787-1
4Data on File:TR16-219.
5 Deranlot J, Maurel N, Diop A, Nourissat G, et al. Abrasive Properties of Braided Polyblend Sutures in Cuff Tendon Repair: An in Vitro Biomechanical Study Exploring Regular and Tape Sutures. Arthroscopy 2014; 30:1569-73
関連資料および製品仕様